PHP Conference Nagoya 2025

oci_close

(PHP 5, PHP 7, PHP 8, PECL OCI8 >= 1.1.0)

oci_closeOracleとの接続を閉じる

説明

oci_close(resource $connection): ?bool

接続 connection を閉じます。 他のいかなるリソースも利用しない、なおかつ oci_connect() または oci_new_connect() で作成された場合、 基礎となるデータベース接続が閉じられます。

もはや不要となった接続を閉じることを推奨します。 なぜなら、これにより他のユーザーがデータベースリソースを利用できるようになるからです。

パラメータ

connection

oci_connect()oci_pconnect() あるいは oci_new_connect() が返す Oracle 接続 ID。

戻り値

oci8.old_oci_close_semantics が有効な場合、null を返します。 そうでない場合、true を返します。

例1 接続を閉じる

基礎となるデータベース接続がきちんと終了され、データベースリソースが解放されることを確実にするために、 接続に関連したリソースは閉じられるべきです。

<?php

$conn
= oci_connect('hr', 'welcome', 'localhost/XE');
if (!
$conn) {
$e = oci_error();
trigger_error(htmlentities($e['message'], ENT_QUOTES), E_USER_ERROR);
}

$stid = oci_parse($conn, 'SELECT * FROM departments');
$r = oci_execute($stid);
oci_fetch_all($stid, $res);
var_dump($res);

// 接続を閉じるときにステートメント識別子を解放します
oci_free_statement($stid);
oci_close($conn);

?>

例2 参照の全てが閉じられるまでデータベース接続は閉じられません

基礎となるデータベースへの接続が閉じられる前に 接続の内部的な参照回数識別子はゼロで無ければいけません

<?php

$conn
= oci_connect('hr', 'welcome', 'localhost/XE');
if (!
$conn) {
$e = oci_error();
trigger_error(htmlentities($e['message'], ENT_QUOTES), E_USER_ERROR);
}

$stid = oci_parse($conn, 'SELECT * FROM departments'); // これは $conn の参照回数を増やします
oci_execute($stid);
oci_fetch_all($stid, $res);
var_dump($res);

oci_close($conn);

// $conn はもはやスクリプトで使用できませんが、基礎となるデータベース接続は
// $stid が解放されるまで開かれたまま保たれます。
var_dump($conn); // NULL を出力

// PHP が活動していない間にターミナルウィンドウで Oracle の V$SESSION ビューを
// 参照すると、データベースユーザーがまだ接続されていると表示します。
sleep(10);

// $stid が解放されると、データベース接続は物理的に閉じられます。
oci_free_statement($stid);

// PHP が活動していない間にターミナルウィンドウで Oracle の V$SESSION ビューを
// 参照すると、データベースユーザーが切断されたと表示します。
sleep(10);

?>

例3 一回以上開かれた接続を閉じる

データベースクレデンシャルが再利用されるときは、基礎となるデータベース接続が閉じられる前に、 両方の接続がともに閉じられていなければいけません。

<?php

$conn1
= oci_connect('hr', 'welcome', 'localhost/XE');

// 同じ基礎となるデータベース接続を再利用するクレデンシャルを使用すると、
// $conn1 上でなされたコミットされていない変更は全て、 $conn2 で認識できます。
$conn2 = oci_connect('hr', 'welcome', 'localhost/XE');

// PHP が活動していない間にターミナルウィンドウで Oracle の V$SESSION ビューを
// 参照すると、データベースユーザーが一つだけ接続されたと表示します。
sleep(10);

oci_close($conn1); // 基礎となるデータベース接続を閉じません。
var_dump($conn1); // 変数 $conn1 がもはや利用できないので NULL を出力します
var_dump($conn2); // $conn2 はまだ有効な接続リソースと表示されます。

?>

例4 変数がスコープから外れると接続が閉じられます

接続を参照する変数の全てがスコープを外れてPHPにより解放されると、 (必要に応じて)ロールバックが発生します。 そしてデータベースへの基礎となる接続が閉じられます。

<?php

function myfunc() {
$conn = oci_connect('hr', 'hrpwd', 'localhost/XE');
if (!
$conn) {
$e = oci_error();
trigger_error(htmlentities($e['message'], ENT_QUOTES), E_USER_ERROR);
}

$stid = oci_parse($conn, 'UPDATE mytab SET id = 100');
oci_execute($stid, OCI_NO_AUTO_COMMIT);
return
"Finished";
}

$r = myfunc();
// この時点でロールバックが発生し、基礎となるデータベース接続が閉じられます。

print $r; // 関数の戻り値 "Finished" を表示します

?>

注意

注意:

接続識別子に依存する変数、たとえば oci_parse() により返される ステートメント識別子のような変数は、基礎となるデータベース接続が閉じられる前に 解放されなければいけません。

注意:

oci_close() 関数は oci_pconnect() で作成された基礎となるデータベース接続を 閉じません。

参考

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User Contributed Notes 2 notes

up
1
Fahd Alwashmi (F-A-W)
12 years ago
please note, you can use oci_close() to close persistent connections opened with oci_pconnect() in PHP ver 5.3 or above.
as stated in here:
http://www.php.net/manual/en/oci8.configuration.php#ini.oci8.persistent-timeout
up
-3
yepster at hotmail dot com
22 years ago
For using persistent connections && being able to sleep, I use:

function close_db_locks_on_abort( ) {
global $conn;
if( connection_aborted() ) {
$fp = fopen( "/tmp/shutdown-func.txt", "a" );
fwrite( $fp, sprintf( "connection aborted on %s\n", date( "d-m-Y H:i:s" ) ) );
if( $conn ) {
OCIRollBack( $conn );
fwrite( $fp, sprintf( "-- DURING CONNECTION! ip=%s, user=%s, page=%s\n", $_SERVER["REMOTE_ADDR"], $_SERVER["PHP_AUTH_USER"], $_SERVER["SCRIPT_FILENAME"] ) );
}
fclose( $fp );
}
}

register_shutdown_function ( "close_db_locks_on_abort" );

This makes sure a rollback is done on a connection when a user hits 'stop', so there will be no locks on table rows.
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