International PHP Conference Berlin 2025

uniqid

(PHP 4, PHP 5, PHP 7, PHP 8)

uniqid時刻ベースの識別子を生成する

説明

uniqid(string $prefix = "", bool $more_entropy = false): string

マイクロ秒単位の現在時刻にもとづいた、識別子を取得します。 prefix が指定された場合は接頭辞が付きますし、 オプションでランダムに生成された値を付加します。

警告

この関数が生成する値は、暗号学的にセキュアではありません。そのため、これを暗号や、戻り値を推測できないことが必須の値として使っては いけません

暗号学的にセキュアな乱数が必要な場合は、Random\RandomizerRandom\Engine\Secure と一緒に使いましょう。簡単なユースケースの場合、random_int()random_bytes() 関数が、オペレーティングシステムの CSPRNG を使った、 便利で安全な API を提供します。

警告

この関数は、戻り値の一意性を保証するものではありません。 なぜなら、値がマイクロ秒単位の現在時刻をベースとしていますし、 more_entropytrue にしたとしても、 わずかな量のランダムデータが付加されるだけだからです。

パラメータ

prefix

これが有用なのは、たとえば複数ホストで同じマイクロ秒で同時に ID を生成するような場合です。(このような場合は、同一ホストでも NTP によってシステム時刻が巻き戻された場合にも起こりえます)

空の prefix を指定すると、 返される文字列は 13 文字となります。 more_entropytrue の場合は 23 文字となります。

more_entropy

true にすると、uniqid() は 戻り値の最後にさらに別のエントロピーを (線形合同法を使用して) 追加します。これにより、結果が一意になる可能性を高めます。

戻り値

タイムスタンプにもとづいた識別子を文字列で返します。

警告

この関数は戻り値の一意性を完全に保証するものではありません。

例1 uniqid() の例

<?php
/* 一意なID、たとえば 4b3403665fea6 */
printf("uniqid(): %s\r\n", uniqid());

/* IDに接頭辞をつけることもできます。これは次のように書くのと
* 同じです
*
* $uniqid = $prefix . uniqid();
* $uniqid = uniqid($prefix);
*/
printf("uniqid('php_'): %s\r\n", uniqid('php_'));

/* more_entropy パラメータも使えます。Cygwin などのシステムで
* 必要となるでしょう。これは、uniqid() が生成する値をたとえば
* 4b340550242239.64159797 のような形式にします。
*/
printf("uniqid('', true): %s\r\n", uniqid('', true));
?>

注意

注意:

Cygwin でこの関数を動作させるには、 more_entropytrue にする必要があります。

参考

  • random_bytes() - 暗号学的にセキュアな、ランダムなバイト列を生成する
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User Contributed Notes 1 note

up
2
ken at smallboxsoftware
17 years ago
Just to note this function is fairly slow, and can bring your script to a crawl if it is in a loop. Strangely if you run it as uniqid('', true) it runs much more quickly
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