PHP は、Azure App Services (aka Microsoft Azure, Windows Azure, Azure Web Apps) 上でもよく使われています。
Azure App Services は、ウェブアプリケーションをホストする Windows Web Servers のプールを管理します。自前の Azure Compute VM などで自前のウェブサーバーを管理する方法の代替となるものです。
Azure App Services のウェブサイトでは、PHP がはじめから有効になっています。Azure Portal でウェブサイトを選択すると、どのバージョンの PHP を使うかを選ぶことができます。デフォルトよりも新しいバージョンを使うこともできます。
つまり Azure App Services 上では、その他の Windows サーバー上と同様に PHP や拡張モジュールが動くということです。 Windows 上での知識の多くがそのまま使えるので、Windows のトラブルシューティングページ も参照ください。 しかし、Azure App Services の管理インターフェイスは、Windows サーバーとは少し異なります。
Azure portal: ウェブサイトの作成や設定変更、削除を行います。» Azure Portal
Kudu Dashboard: site_name.azurewebsites.net
の Kudu dashboard は https://site_name.scm.azurewebsites.net/
です。このダッシュボードには、デバッグやファイル管理そしてサイト拡張といった機能があります。サイト拡張とは、PHP のプレビュー版などの追加プログラムをウェブサイトに追加するための Azure の機構のことです。
IIS Manager や Server Manager や RDP は使えません。
PHP SDK も用意されていて、自分の PHP コードからさまざまな Azure Service を使うことができます。» Azure SDK for PHP を参照ください。
詳細な情報は » Azure PHP Developer Center を参照ください。
WinCache は Azure App Services でデフォルトで有効になっています。そのままにしておくことを推奨します。 もし PHP を自分でビルドするなら、WinCache も有効にしておくべきです。
自分でビルドした PHP を D:\Home にアップロードします (C:\ への書き込み権限はありません)。そして、Azure Portal で、.php の SCRIPT_PROCESSOR に php-cgi.exe への絶対パスを設定します。